【ネタバレ無し】インディージョーンズと運命のダイヤルを観た
2023年6月30日
インディージョーンズと運命のダイヤルを公開初日に見てきました。
インディージョーンズシリーズは、全作を公開時に映画館で鑑賞した、私にとって数少ない作品で、それだけに愛着もある。
インディージョーンズのアトラクションに乗りたいがために、新婚旅行で、わざわざアナハイムにあるディズニーランドに立ち寄ったぐらいだ。(この頃、まだディズニーシーはオープンしていなかった。ちなみにシーと同じ様なコースなのだが、アナハイムの方が迫力があります。)
それだけにシリーズ最終作と言われると、公開初日にでも行かねば!
と思ってしまいました。
シリーズモノへの期待
シリーズモノの場合、これまでの作品で得られた感動やら興奮やらのエモーションを期待して劇場に足を運ぶ。
このインディージョーンズシリーズも例外でない。
本シリーズは、「ジェットコースタームービー」の語源とも言われるぐらいですから、私の場合、物語が矢継ぎ早に次々と展開しハラハラドキドキが止まらない!あっと言う間にエンディング・・・と言った感じのモノを期待している訳です。
感想
ネタバレなしの範囲で感想を書きます。
本作の感想は「長い!」です。
確かにこれまでの作品は120分前後であるのに対し、本作は157分と実際の尺は長い。
ですがそれ以上に物語のテンポが悪いのか、予告にも描かれている馬とかトゥクトゥクのチェースなんかも一つ一つは見ごたえありますが、同じような追いかけっこが続くためか、中盤から、「なんか長い感」がありました。
本作はスピルバーグが監督をしていないせいか、ハリソンフォードが80歳の高齢であるためか、キレのいいアクション、あの小気味のいいテンポ感やハラハラ感をあまり感じませんでした。
あと、マッツ・ミケルセン演じる悪役の最後の描き方も、いつもの悪人の最後と違う。
そして、ラスト近くで描かれたインディーのある「決断」が、これまでの作品で描かれた彼なら選択しないだろうことを決断します。その時の違和感は結構強烈でした。
つまり、シリーズの一作としては、「期待どおり」とはいかない作品でした。
インディージョーンズシリーズの一作品として観ると「面白い」と言える作品では無いが、そんな期待が無ければ普通に面白い映画、というのが率直な感想です。
ですが、本作はインディージョーンズシリーズの一作として観てしまいます。
これが私が愛したインディージョーンズか、と問われれば、どうしても「違う」と思ってしまいます。
ついに終わるか・・・
一作目の「失われたアーク」が中学生
二作目の「魔宮の伝説」が高校生
三作目の「最後の聖戦」が大学生
四作目以降は社会人と、インディージョーンズシリーズは自分の人生と共にあった、と言えるシリーズです。
これまでインディージョーンズシリーズを愛し、この作品と共に歳をとってきた人がインディーズジョーンズシリーズの最終作品として観たら、それなりに感慨がある(特にラスト)。
私の人生と共に、この映画があったことは、私が生まれたタイミングはラッキーだったと思える、そんなシリーズでした。
これから観る人へ
基本、前作の予習は必要ないですが、観ておいた方がインディージョーンズの妻と子にまつわる会話をより楽しめると思います。特に「失われたアーク」は観ておいて損はないです。