子育てなんて一瞬だった
とある日の晩御飯はかつやのかつ丼(梅)
この店は、息子が中学受験をすると言い出した小6の夏から(当時の徳島の中学受験は、この時期から始めても何とかなった)、塾のお迎えの帰りによく立ち寄った。
それから大学入試が終わる7年間、塾帰りの午後10時すぎでも開店している店が限られていたことと、息子がかつ丼が好き、ということが合わさって、お迎えの帰宅途中、3週間に2回ぐらいの頻度で行ってました。
私もかつ丼は好きですが、さすがに高3になる頃は、かつ丼を食べたいと息子が言うと「もう、一生分食べたわ~ 今日は勘弁して」と言うようになっていました。
その息子は県外の大学に行ったので、家にいない。
娘も県外で就職したため、今は妻と二人暮らしだ。
妻は仕事が忙しいため、平日は家事をしないと宣言。
代わりに私が家事をやっている。
妻とはまるでシェアハウスの同居人ぐらいの距離感で接している。
それはそれで気楽でいい。
そして、平日の食事は各自が好きなものを作って食べている。
ある日、ふとかつやのかつ丼が食べたくなって店を訪れた。
出されたかつ丼は相変わらず美味い。
一生分食べたと思っていたが、まだまだその域には到達してなかったようだ。
このかつ丼を食べ続けていた日々。今、思うとホンのひと時だった。
子育てなんて色々あったけど、終わってみると一瞬の出来事だった。