ゴールデンウィークの帰省のために
ゴールデンウィークはもう、目の前!っというある日。
「ゴールデンウィークに帰る予定は無い!」と言っていた子どもたちが、相次いで「やっぱ、帰るわ」と、言い出した。
親なので、子どもが帰ってくるのは嬉しいことだ。
しかし、コロナ禍で正直、どうだろう?という気持ちもあった。
話を聞くと、地元で友達と会うとか、徳島で遊ぶ予定ではなく、純粋に家族に会いに帰るだけ、とのこと。
それじゃ、帰っておいで、ということになりました。
帰省前にはPCR検査を!
しかし、日本全国コロナ禍の御時世。
その上、子ども達がいる県も徳島県も、双方とも感染者数が増大している昨今。
帰省後、友達にあったりせず、家で大人しくしている、ということであっても、すんなり帰省させていいのだろうか?
まさに!
I have a bad feeling about this
そう、嫌な予感がします。
そこで、徳島県のHPを覗いてみると、
との記事が!
全国的な感染拡大や東京都・京阪神での緊急事態宣言の発出を受け,県では,都道府県境をまたぐ移動について,慎重にご判断いただくとともに,帰省に際しては,「帰省先のご家族の体調の確認」や「必要性について十分相談」いただいた上,やむを得ず帰省される場合については,「事前PCR検査の実施」を要請しているところです。
この度,次のとおり,就職,進学,単身赴任等により県外に転居されている方が,やむを得ず帰省される前に無償でPCR検査を受検いただける制度を構築しましたので,お知らせします。
ぜひ、県外にお住いのご家族に、この制度をお知らせください。(徳島県HPより引用)
・・・とあります。
おお、帰省はPCR検査を受けてから、か~。
私の家には、年老いた私の両親もいます。
それなら、「陰性」のお墨付きをいただいていた方が、当然、心強い。
このような制度を用意してくれているのなら、ここは利用しない手はない。
それに、感染者が立ち寄った店の名前を、店主には公表しない、と言っておきながら「感染拡大防止のため」の大義名分の下に、 やっぱり公表してしまう徳島県のことだから、この検査を受けずに帰省して、後で「実は陽性でした」となれば、どんな目にあわされるかわかりません。
早速子どもたちに連絡して、検査キットを取り寄せさせました。
検査に要する時間
私からの連絡を受けてすぐに手続きをしたので、翌々日には下宿に検査キットが届いた、とのことです。
この制度のQ&AのNo.201のとおりです。
それからすぐに唾液を採取して、郵便局に持っていって・・・と、滞ることなく手続きをしました。
ですが、私が連絡をした日を1日目とした場合、
1日目 連絡し(この時点で既に夜)、それを受けて子どもたちが検査キットの申込をする。
2日目 検査機関から検査キットが発送される。
3日目 検査キットが子どもたちの下宿に到着し、検体を採取・返送する。
4日目 検査キットが研究機関に到着する。
5日目 夕方頃に結果送付。
カレンダーにこの日程を当てはめてみると、下の子が予約していたチケットが、まさに5日目の18時で、それまでに結果が出ないと、すぐさまキャンセルの手続きをしなければなりません。(上の子は自分の車で帰省するので、のんびり結果待ちでも大丈夫)
結果が間に合うのか?とてもハラハラしました。
結論としましては、5日目の夕方と言わず、5日目の昼過ぎに
という、報告書がメールで届きました。(いろいろ伏せてます)
本人も含め、一安心したところで子どもたちが帰省し、そして二泊して、それぞれの学校のある地へ帰っていきました。
・・・帰省中、家族でBBQしたり話をしたりしたのですが、今回の帰省では、急にブっこまれたこの検査でバタバタしたことが、一番の思い出になってしまいました。
結果的に、子どもたちが滞在した期間よりも検査に要した時間が長かった。
この事前PCR検査について
さて、今、今回のバタバタを振り返ってみるに、この制度を利用すると通常5日、最速として、午前中に知ったとして、正午までに申し込んだとしても4日かかります。
これを早いとみるか、遅いとみるかは置かれた状況に寄りけりですが、我が家の場合はギリでした。
しかし、この制度4月25日に発表し、26日から受付開始なので、最速でも29日、通常30日になってしまいます。
つまりゴールデンウィークに突入してしまってます。
それに、これは私の知る限りなのですが、県は、この制度をあまり周知していなかったように思います。仮に新聞・テレビを通じて広報していても、25日発表で周知期間としてそれで十分言えるのだろうか?
おそらく現場としては、必要があると思える制度を矢継ぎ早に構築していく必要があるので、こんなタイミングになってしまったのだろうと思いますが、斜に構えた見方をすると、「県としてはキチンと対応してます!」と言いたいだけの、ただのアリバイ作りの制度のようにも思えます。
まぁ、我が家としては、子どもたちが現時点で「陰性」だったことが判明したので、それが分かっただけでも有意義でした。